過払い金とは
過払い金とは、金融業者に返済しすぎたお金のことです。消費者金融の多くが利息制限法を超えた利息をつけて請求しています。
利息制限法を超える利息は無効のため本来は払わなくていい金額を返済している場合が多く存在します。
過去の取引を法定金利に引き直した結果、残高0になった上にさらに払いすぎていた利息分が存在する場合、それを取り戻す手続きを過払金返還請求といいます。
債務整理の手続きにおいては、原則として利息制限法の利息で考えるため、例えば年28%の利息の場合、利息制限法の年18%で考え直しその調査した分を請求し返還してもらいます。
利息制限法では下記の上限金利を定めております。
元本100万円以上 | 年15% |
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元本10万以上100万未満 | 年18% |
元本10万円未満 | 年20% |
出資法利息制限法と似た法律として「出資法」というものが存在します。
利息制限法では上記の通り上限金利が定められているものの、罰則規定がありません。しかし出資法には年29.2%を超える利息の契約をしたり、利息を実際に取得すると、刑事罰の対象になるという規定が存在します。
つまり、利息制限法以上の金利でも、出資法の規定である「年29.2%」を下回る金利であれば処罰されないため、多くの貸金業者はこのグレーゾーンでの金利設定をしていました。
しかし本来はあるべきでは無い金利に基づき元本を超えた支払いを行っていることに変わりません。その分を我々法律の専門家による支援の元で返還請求を行うというものです。
過払い金返還請求 手続きの流れ
- STEP1正式に受任後、弊社から対象金融機関へ取引履歴の開示請求を行います。
その後、引き直し計算を行い、過払い金額が確定します。
必要な書類の作成や送付などの業務は全て当社が行いますので、お客様に特段の作業を依頼する事はありませんのでご安心ください。 - STEP2過払い金返還請求・交渉
多くの場合、返還請求を行った時点で任意で返還に応じてくれますが、希に返還請求に応じない場合や減額を求めてくる場合があります。
しかし、本来は払わなくていいものを支払った結果その返還を求めているだけなので基本的にそうした交渉に応じる事はありません。
その場合は、毅然とした態度で臨み安易な若いには応じないため訴訟を提起します。 - STEP3対象金融機関が任意で返還請求に応じた場合には速やかに過払い金の返還が行われます。
金融機関によって返還までの期間は異なるため、状況は逐一お客様にご報告致します。
振り込みが実行されれば無事に過払い金の返還が完了となります。